画像|メインビジュアル

2010 年 3 月 23 日

訓子府町まちづくり委員会番外編改め『まちづくりを語る会』(2)

前回、「まちづくり委員会番外編」としてご紹介しましたが、訓子府町役場企画財政課の原口さんによって「まちづくりを語る会」ときちんと名付けられていました。有志の会合。3月19日に2回目が行われました。今回、前回参加された河合先生、株式会社ヒサジマから西野さん、農家の西森さん、清井さん、訓子府新報から竹村さん、役場の原口さんと私が再度参加。そして、語る会が終わって河合先生が退席されてから雑談している間に、農家で駅茶屋で時々直売をされている小林さんも合流されて長時間の会合になりました。

今回は、まず河合先生から京都の京野菜に関する取り組み事例のご紹介がありました。京都は少量多品目生産の京野菜の伝統があり、安心・安全の波の中で注目されています。今、これをどう京都の人々の生活に活かすか、また以前から消費されている町屋以外の地域にどうやって広めていくかが課題となっており、去年から地下鉄の駅を利用した京野菜の直売が始まりました。直売をするために、京都市が販売員を専属で1駅につき3品程度雇用しており、それが単なる野菜の販売→利益という単純路線だけではなく、①雇用者への農業理解(生産方法からレシピなどの食べ方まで)、②配達を始めたことによる高齢者との交流、③こうしたことを専門的に行う人ができたことによって農家と地域との橋渡しがスムーズに行われるようになった、など、思わぬ波及効果が見られたということです。
こうした事例を踏まえて、訓子府町の旧駅舎活用(まちづくりにどういう役割を果たせるのか)、訓子府町独自のよさをどう活かすか、駅舎での直売は…?といった議題で話が進みました。
・駅で直売を行う場合、今ある直売所「もぎたて市(エーコープくんねっぷ内)」とは違った路線にならざるを得ないだろうが、お互い競合せずに補い合う形で進むのが望ましい。
・直売所として始めたら、京都市のように販売員を雇用して、(町内の人が見つかればいいが、外の人でも歓迎)農家と町の人をつなぐ役割を期待したい。しかし、冬場の仕事をどう確保していくかは課題であり、最低限の生活を保障できるような仕組みが必要だろう。
・直売から汎用して学校給食、独居老人、子育て世帯などへの食の供給とそれを通しての交流などの方向を模索できないか。駅の活用法としては、農業関連のイベントを定期的に駅舎で行うようにしたらどうか。
などなど、積極的に意見が出されました。

前回は、参加者と河合先生とのやりとりが中心だったのに対して、今回は参加者同士の話し合いに発展してきました。「まちづくり委員会」は今年度で終わり、来年度以降は新しい体制で行われるそうですが、河合先生は不定期で来町されて「まちづくりを語る会」も継続されそうです。先生なしでも続いていけるようになったら、それが本物の「まちづくり委員会」かもしれません。

(訓子府 たかなし)

食の安全・安心 北の3大学連携 地域拠点型農学エクステンションセンター 北海道大学 札幌サテライト
〒060-8589 北海道札幌市北区北9条西9丁目 農学部内 TEL:011-706-2405