画像|メインビジュアル

訓子府サテライト概要・地域紹介


リレー日誌

本日、訓子府サテライト研究員の高梨子さんより、札幌サテライトへ訓子府町にゆかりのある記念誌などを貸してただきました。

昼ご飯のおにぎりをほおばりながらさっと目を通してみると「リレー日誌」について書かれている文章がありました。出所は清住農事実践会「清流 開拓85年のあゆみ」という記念誌。昭和35年にスタートした「リレー日誌」の目的が次に様に書かれています。「当時は車もテレビもなく、家庭がまだ電化されていないときで、主婦達は、夏は田畑で汗を流し、冬は布団や衣類の繕いに精を出すなど、遊び歩くことが全くできなかったのである。そのような生活の中で、たまに開く婦人部の会合はとても楽しく、そしてストレス解消の場になっていた。しぜんに閉じこもりがちのためか、隣近所の主婦達と談笑の機会がなく、そんな環境の中でリレー日誌があれば、家庭にいながらにして部落中の会話が、紙面を通してできる(p233)」。ということで地域の主婦達による回覧式日記がスタートしたのである。

それらの日誌は昭和45年4月20日、一冊にまとめられて発刊され、当時のNHKのテレビでも紹介されたとのことです。

昭和35年といえば、その後の日本の農業の方向を大きく決定づけた農業基本法が制定される1年前。まさに農業近代化の前夜です。農作業の機械化、規模拡大が進んでいく中で、農村の女性の目には農作業と生活の急激な変化はどう写ったのでしょうか。これを読むことで、えてして男性の目線で語られてきた北海道農業近代化の過程を、女性の立場から垣間見ることができるのではないでしょうか。

いまこの「日誌」は現存しているのでしょうか。こうした日誌は他の地区でも作られたのでしょうか。

是非とも拝見したいと思いました。(こ)


食の安全・安心 北の3大学連携 地域拠点型農学エクステンションセンター 北海道大学 札幌サテライト
〒060-8589 北海道札幌市北区北9条西9丁目 農学部内 TEL:011-706-2405